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(保管庫) 草食伝・・日本狼の復活かも・・違うかも・・・

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《第9話》 【優等生戦】 後編

《第9話》 【優等生戦】 後編

 生徒会役員選挙結果発表と任命書授与式の日。
全校生徒が体育館に集まり、俺は、校長先生と一緒にステージに上がった。

選挙結果を書いたおおきな紙を使って、開票方法、各立候補者の得票数、無効票数などを発表した。
生徒会長は、天才シゲカズ、副会長は級友トシヒコと決定していた。

授与式に移ろうとした。
あとは、校長の隣に立ち、生徒会長や副会長の名前を呼び出せば、俺の仕事は終わり。

と、楽にかまえてたら、2年生らしい子が、声を出した。
「委員長、質問があります」なんだよ
「・・・はぁ、どうぞ」

「無効票の数が多いと思うんですが、どういうことですか?説明してください」
なまいきな言いかたするね。
しかも、なぜ、そこをつく。
「さっきも説明した通り、無効票は極力出さないという方針でやってました。たしかに、今年は無効票の数が多かったので、来年はこんなに 出ないようにしてほしいと思います。」

すると、その男子は、「その無効票には、立候補してない人の名前があったんじゃないですか?」と言う。
こいつは俺の名前が書いてあったことを言ってるのか。
自分でも書いたか、選挙管理委員に聞いたか。
それにしても、なぜ、こんな場所で言っている。
どちらにしても、俺は、冷静に対処するしかない。
「ありました。でも、立候補者の名簿に載ってないものは、すべて無効です」

「それは、ひどいんじゃないですか。せっかく、生徒が書いたのに、無効になるなんて」
「いえ、ひどいことじゃ、ありません。投票の前にいったはずです。名簿にない名前は、無効になると」
「委員長は、それでいいんですか?」

そうきたか。俺には、選挙管理委員長という立場がある。それに徹するしかないんだよ。
「それで、いいんです!」
どうだ、これであきらめがついたか。

さあ、授与式だ、と思ったら、別の男子らしい声がする。
「委員長に質問があります」はぁ?まだ、なんかあるのかよ。
「どうぞ」
「委員長のクラスでは、女子が委員長だそうですが、そんなこと、いままで聞いた事がないんですが、それは、どう思いますか?」

なんでそんなこと聞くの?しかもこんな時に。
「えー、いまは、民主主義の時代です。民主主義の国では、男女平等です。女が上になることもあるし、男が上になることもあります。なんの問題もありません。以上です」
さあ、これで質問タイムは、終わったかな。

と、また、声がする。
「委員長!委員長は、内申書をどう考えていますか?」
今度は、内申書かよ。そんなこと、俺じゃなくて、優等生にでも聞けばいいのに。めんどくさい。
「内申書のことは、何も考えていません。内申書は、生徒が考えることじゃなくて、先生が考える事です。以上です」
どうだ、これで、終わったろ。

と、思ったら、また、怒ったような声がする。
「なんで、そこに書いてあるひとが、生徒会長なんですか?」
なにぃ?俺達選管の人間が集計して、決まったって言ってんのに。
それとも、シゲカズが生徒会長になることが不満なのか。
そのことを、ほじくりかえしてはならない。
これは、一応投票で決まったことなのだから。

「生徒会長は、みんなの投票で決まったことです。なにも問題ありません」
「じゃあ、なんで、そこに校長先生がいるんですか」
なにぃ。今度は先生か。
しかも、なんで、こんなに質問が飛び出して来る。
生徒たちに、不満があって噴出しているようにも聞こえる。

こんなときこそ、冷静に対処しなければ。
「生徒会長を決めるのは、総理大臣を決めるのと同じです。1年生はまだ勉強してないかもしれないけど、総理大臣は国会議員の投票で決めます。天皇陛下は、総理大臣を承認するんです。だから、生徒のみなさんが、国会議員で、その国会議員が投票で選んだのが、生徒会長で、ここにいる校長先生が天皇陛下です。だから、校長先生が生徒会長を承認するんです。わかりましたか?」

会場が静かになった。
よし、それでいい、と思ったら、1年生の一番前にいたミカが言った。
「1年生は、まだ勉強してないから、いいんですね」
なんで、そこでおまえがじゃまするんだ。
どうも、ミカにしてみれば、それが、せいいっぱいの学校やシゲカズに対する反抗だったようだ。

すると、生徒達の前横に並んでいた先生のなかから
「俺はちゃんと教えたぞ」と言っているひとがいる。
どうやら、社会科の先生らしい。

ミカが俺の方を見て、舌をだして、“ごめんなさい”と口を動かしている。まあいい。
「いいですか。・・・それでは、授与式に移ります」と言うと、また,男子から「ちょっと待ってください」と声がかかった。
なんだよ、またかよ。

「さっきの説明では、わかりません。わかるように、説明してください」
ふー、わかったよ。でも、しつこいなぁ。
「生徒会というのは、生徒会役員を指す言葉ではありません。生徒会とは、生徒全員のことを言います。生徒会長とは、その全校生徒の代表です。だから、全校生徒の投票で選ぶんです。その選ばれた生徒会役員を、学校側が認めるんです。わかりましたか」

また別の生徒らしい声。
「そんなことは、いままでなかったと思います。」
うるさいやつらだな。

「いままでになかったのなら、これから、この中学校の伝統にすればいい!」
どうだ。少し大きい声を出したら、静かになったな。

どうやら、こいつら、生徒会が生徒自治で、生徒会長がみんなで選んだ人という感覚がなかったな。
選挙は権利ではなくて、やらなければ怒られる義務で、生徒会長は成績などから、偉い人がきまっていて、その人の名前をちゃんと書けるかというのが、選挙だと思っていたな。

たぶん、戦前の年寄りと、その人達のいうことを聞いて育った人達と同じだ。
戦後、日本は民主主義の国になったけど、国民に周知徹底させることは、しなかった。
それより、食べることのほうが大事だったから。
戦後生まれの人達も、よいこの優等生が多く、上の人、戦前の人達の言うことを、よく聞いて育った。
頼みは、学校教育だが、やはり、よいこの優等生は、テストの点数を取ることに執着して、教育が大人になるための手段だという意識がない。
よって、戦後何十年たっても、本当の民主主義の国にはなれない。
せいぜい、テストの成績よろしく、お金の勘定がうまい経済大国になっただけだ。

しーんと静まりかえった会場に向って、もう少し、語ってみよう。
ただ、昔、テレビで見た全学連や三島由紀夫のように、自己満足型にならないように注意した。
「大人になってから、あわてて、民主主義の国だからと言っても、手遅れだと思います。中学生のうちから、民主主義の感覚を身につけていってください。さっきから、質問や意見がたくさん出てますが、これも民主主義だと思います。大事にしてください」

すると、また声がする。
「だけど、先生はだめだって言うんじゃないですか」
うるさい。誰に言ってるつもりだ。

少し興奮ぎみに言った。
「なんでもかんでも、先生の言うことを聞くな!先生っていうのは、ただの地方公務員だぞ!」

おっと、言い過ぎたかな。
生徒たちは、また、しーんとした。
問題は、先生たちがどう動くかだ。
ほとんどの先生は、視線も動かず黙っている。
隣にいる校長も、一瞬ビクッと体を動かしたが、黙って前を見たままだ。

すると、例の国語の先生が、トコトコとステージの下に歩み寄った。
俺は、冷静に「先生、どうしたんですか?トイレならあっちですよ」と、体育館横のトイレのほうを指差した。
先生は「ケッ」と言って、もとの位置に戻った。

生徒たちは、黙っていた。
先生たちの間からは、ちいさな笑い声がした。

もう一度、生徒たちのほうを向き、静かに語った。
「民主主義の国では、中学生といえども、生徒自治は認められているはずです。生徒自治とは、生徒たちのことは、生徒たちで決めるということです。それをまとめる生徒会長が必要なんです。だから、今回、選挙で決めたんです。先生たちも、生徒自治は認めるはずです。ただ、生徒たちのやりたい放題というわけには、いきません。生徒たちのまわりには、先生という大人たちが囲っていますから、そこから、はみ出すことはできません。以上です。・・・えー、少し長くなりすぎたようなので、倒れる子がでないか心配です。上から見てると、1年生の子が、真っ白な顔してるのが気になるんだけど、だいじょうぶか?」

いつもの、全校集会は、ながーい校長訓話が続くため、倒れる子が何人もでた。
それでも、校長は、話しつづけた。
それぐらい耐えられなければ、いけないということだったようだが、俺には、戦前の権威主義の権化のようにしか感じられなかった。
校長にも、気遣いや話の工夫が必要だったんじゃないだろうか。

だから、ミカの二人隣にいる女の子の顔色が気になった。
その子は、私ですかというように、自分の顔を指差して、「もともと、色白なんです」と言った。
あっ、そう。

ミカがその子をつっついて、その子も応戦している。
ミカにしてみれば、なんで、あんたが心配されるのよというところか。
たまに見られる、女同士のやきもち合戦か。

俺は、フッと鼻で笑い「けんかができるんだから、だいじょうぶそうだね」と言った。
女の子二人が、前を向いたので「それでは、ぼちぼち、授与式に移りたいと思います」と、賞状の束をつかんだ。

すると、まただ。
「委員長に別の質問があります」ときた。
いいかげんにしてほしいね。あきれて、黙っていた。

「委員長は、勉強をやればできるタイプだと聞きました。だけど、あまり、成績がよくないのは、なぜですか?」
なんだと、人前で、成績が悪いなんて。なんだ、こいつは。まぁ、ほんとだけど。
しかも、やればできるタイプとは、先生から言われたことがあるが、なぐさめか励まし程度だと思っていた。
なんで、それを、こいつが知っている。他の先生から聞いたのかな。
どちらにしても、おおきなお世話だ。成績が悪い理由?決まってんじゃん。

「成績があまりよくないのは、勉強をあまりしないからです。以上です」
なんで、今、こんなことを、こんな高いところから言わなくっちゃなんないの。

「では、みんなも勉強はしなくていいんですか?」
なに?なんだ、それ。
「みなさんは、一生懸命勉強してください」
「委員長が勉強しないのに、なんで、俺たちが勉強しなくちゃならないんですか?」
俺も勉強しますって言うのいやだしな。何て言うかな。
困って、下をむいたまま、静かに言った。
「なんで、勉強しなくちゃならないかは、大人になってから、わかることです。いまは、勉強してください」
これでいいだろ。たぶん。

「もうひとつ、質問があります」
なに、まだあるの?
「委員長はさっき、内申書は気にしなくていいといいましたが、ほんとうに気にしなくていいんですか?」
あれっ、俺、内申書は気にしなくていいなんて言ったっけ。忘れちゃったよ。

でも、まずいな。内申書を気にしないということは、悪いことをやってもいいってことになりかねない。なんとか、切り抜けねば。
「内申書は、あまり気にせず、のびのびやってほしいと言ったんです。先生は、ちゃんと見てくれているということです」

よし、黙ったな。
でも、これは、どう考えても、選挙管理委員長がいう内容じゃないよな。
いったい、これは、どういう集会なんだ。めんどくさいから、早いとこ終わらせよう。

「では、授与式に移ります」
何回言わせんだよ。
と、賞状を見て驚いた。“任命書”と書いてあるではないか。
カチンと来てしまった。
「なんだこれ、“任命書”って。“承認”か“認証”だろ。“任命”じゃ、学校側が決めてるみたいじゃないか。誰が書いたんだ!」と、先生たちのほうを見た。

「私が書きました」とちいさな声がした。
先生ではなく、事務職の女の人だった。
俺の隣に立っていた校長があわてて「あの人を責めないでくれ。私が、謝るから。たのむ。任命も認証も同じということにしてくれ」と言う。
誤られちゃ、しょうがない。

「今年はいいですけど、来年からは認証か承認にしてください」
これで、よいこの優等生はがっかりしたろう。
よいこの優等生は、お上の学校側から任命されるほうが、うれしいはずだが、民主主義推進のためだ、泣いて我慢しな。
次に、生徒会長から、順に呼び出した。
シゲカズが壇上に上がってきた。
俺は、じっと、シゲカズを見ていたが、シゲカズのほうは、俺に、視線を合わせず、普通に“任命書”を受け取っていった。



“任命書”授与式を終えて、選挙管理委員の仕事は終わった。
だが、生徒会長選挙のやり方を文書にして残しておきたかった。
2年生に3人ほど集まってほしいと伝えた。

“被服室”に行ってみると、2年生の男子が3人と1年生のミカが来ていた。
ミカに「1年生は呼んでないぞ」というと「1年生でも、選挙管理委員ですからね」と言う。この年頃なら、少しでしゃばりでも、かわいいことはかわいい。

2年生の男子に、生徒会選挙のやりかたと開票・集計のやりかたを記録しといてほしいと言った。
そうしておけば、誰が選挙管理委員になっても、できるだろうから。

ミカが横から割り込んできた。「だいじょうぶです。私が、来年も選挙管理委員をやりますから」
「おまえは、来年、まだ、2年生だろ」というと、「あー」と言って、シュワシュワと引っ込んだ。

男子のひとりが「記録は、必ず残しておきます。でも、俺たちも、来年、選挙管理委員をやるつもりですよ」と言った。
そんなに選挙管理委員がいいもんなの?。

「じゃあ、たのむな」と言って、帰ろうとしたら、その男子が、勢いよく言った。
「先輩、教えてください」
ん?
「なにを?」
「強いものと戦う方法を教えてください!」

かなり、緊張と興奮が入り混じってるようだ。
俺は、下を向いて少し考えた。
この年頃には、強いものにあこがれる。
成績でもなく、暴力でもなく、目立っていた俺が、魅力的に見えても、不思議ではない。
でもね。
「俺の真似は、しないほうがいいぞ」
「なんでですか?なんで、真似しちゃいけないんですか?」
悲鳴のようにも聞こえる。誰でも、少年期はこんな感覚になる。

「自分がつらくなるだけだぞ」と、静かに言った。
その男子は「わかってたんだ。わかっててやってたんだ。ほんとに、すごいや」と、ガッツポーズをしている。

俺は、黙って出口のほうへ向った。
ドアに手をかけて、「あっ、そうだ」とミカの前に立った。

「いままで、ささえてくれて、ありがとう」
俺にしては、素直に言えたが、少し はにかんで、泣きそうになってしまった。

ミカは、黙って、ゆっくりうなずいた。
俺は、向きをかえて、振り返らずにその部屋から出た。
うしろで、男子が「ほんとに、すごい人だ!」と言う声が聞こえる。

長い廊下を、ゆっくり歩いて行った。
日に照らされた、明るいグランドが見えていた。



卒業式の日。
卒業証書授与やら、来賓祝辞やらが、滞りなく進み、式は無事終わった。

だらだらと、教室へ戻ろうとすると、担任の先生が、ニコニコしながら、おいでおいでをしている。
「ゆうじ、ちょっと来い」と言っている。

なぜ、俺だけが呼ばれる。
最後の日に、お仕置きか?。
他の先生たちも立っているところへ、いってみると、
「ゆうじ、今日が最後なんだから、先生方にご挨拶しろ」とニコニコ顔で言う。

さからう理由もない。
「はい、・・・みなさん、長い間、お世話になりました」と、明るく元気に挨拶した。

国語教師が「今日は、素直だな」と言う。不思議とムッとこなかった。
「はい、今日が最後の日ですからね」

次は、美術教師。
「おまえ、ほんとに卒業するのか?ほんとに卒業しちゃうのかよ」
「はい、卒業しますよ。っていうか、卒業しました。卒業証書ももらったし」

次は、音楽教師
「やまざきぃ、おまえがいなくなると、この学校もさびしくなるなぁ」
「だいじょうぶですよ。先生の“ガハハハ”は残るから」
「“ガハハハ”か?。ガハハハハ」

みんな、きれいな笑顔をしていた。
正面向いて立っている先生、横向きに立っている先生。
そんな、先生たちが、妙にかっこよく見えた。

俺は、この人達みたいに、かっこよくなれたんだろうか。
この人達みたいに、将来、かっこいいおとなになれるんだろうか。
そんなこと考えてたら、急に、涙が出そうになった。
泣き顔は見られたくなかった。下を向いた。
そのまま、頭を下げて「ほんとに、お世話になりました」と言って、体育館を出た。


体育館を出るとすぐ、ミカと もうひとりの女の子が走ってきた。
ミカは、ハァハァ言いながら「先輩、第2ボタンをください」と言った。

俺は、「第2ボタンは、誰にもあげないで、卒業するつもりなんだ」と言った。
ミカは「誰にもあげないんですね。てことは、あたしのものだ」と言って、俺の第2ボタンを、ぐいぐいひっぱった。
最後まで、強引なやつだ。

ボタンは、とれかかったものを、糸で補強してあったので、なかなかとれなかった。
それでも、ミカは、「ウー」とうなり声をあげながら、むしりとった。

「やったー、逃げろ」といいながら、ふたりでかけだした。
逃げろ?。
体育館の横の通路を、スカートをひるがえしながら走っていくのを、最後まで見ていた。

すると、別の女の子二人が、走ってきた。
「あー、第2ボタンがない。先輩、どうしたんですか?」
「さっき、とられた」
「あいつだ!」
きびしい表情だ。

「第3ボタンならあるよ」と言うと
「第3ボタンじゃ、だめなんです。あいつ、どっちへ行きました?」
「あっち」と、指差すと、二人は走り出した。

俺は、おもわず「こら、待て」と、どなった。
二人は、立ち止まって、振り返った。

「本当は、とられたんじゃないんだ、あげたんだ。だから、ボタンの取り合いなんかして、けんかするなよ」と言った。

女の子は、さびしげな表情をして
「わかりました。けんかはしません。でも、行って見ます」と言って、また、走り出した。

ちょっと、かわいそうな気もしたけど、しかたがない。
けんかをするしないより、やはり、第2ボタンは、ミカにあげるのが、一番いいと思ったから。
俺が、一番たいへんな時に、最初から味方について、ささえてくれた子なんだから。

後の二人が見えなくなって、ハッとした。
いまの光景を、先生たちに見られたかもしれない。
やっぱり。
体育館のなかで、先生たちが、にやにやしている。

音楽教師が、出入り口から、顔だけ出した。
「やまざきぃ、おまえ、最後までかっこいいなぁ」
「そうでもねーよ」
教室へと向って歩き出した。

廊下を歩きながら、思った。
ほんとうに、卒業するんだな、と。



先日、「中学校だより」というパンフレットが 各家庭に配られた。
学校行事を書いたものだった。
そのなかに、「全校集会が行われ、生徒会長を中心に 生徒達の活発な質問が繰り広げられた」と載っていた。

どうやら、“伝統”は“作られた”ようだ。


 


 


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